5分でわかる女の子の横顔の描き方のコツ

人物の真横から見た顔を描くのは、実は真正面の顔を描くのと同じくらい難しいんです。

コツが分からない最初のうちは、納得のいく横顔を描けなくて、何度も書き直しては消しての繰り返しになってしまいますよね。

今回は、女の子の横顔の描き方を、コンパクトにまとめて説明します。

初心者にも分かりやすく、中級者以上の方にも役立ちそうな内容を目指してみましたので、是非試してみてくださいね。

丸を基本に描く

人物の顔を描くときはまず丸を描き、それをアタリにして描くのが鉄則です。

横顔を描くときも同じ。

特に、おでこの上から頭頂部を通り、うなじにつながる曲線はこの丸に重なるようまん丸に描きます。

アタリを使った横顔の描き方はこちらの記事の上の方に詳しく描いていますよ。

鼻の付け根（眉間）は、鼻の頭やおでこよりも低くなります。

おでこから鼻の付け根までのカーブは緩やかで、鼻の付け根から鼻の頭までのカーブは急なカーブです。

鼻の頭付近では、線は水平になります。

鼻の頭～口～あごまでは、直線に近くなるように描きます。

下唇を気持ち引っ込める感じに描くとうまくいきますよ。

上の図に赤で補助線を引いていますので、意識して描いてみてくださいね。

初心者は、目と鼻の付け根の距離がわからず、アンバランスになりがちです。

目と鼻の付け根の間は、目の幅と同じくらい離して描くようにしましょう。

顔の掘りが深い人物の場合は、目の位置がもっと耳側にきます。

まゆ毛は、目よりも前面に描きます。

鼻の付け根～目の距離と、おでこ～まゆ毛の距離がほぼ同じになるようにすると良いでしょう。

これだけで、目のまわりを立体的に表現することができます。

耳は、頭の中心よりも後ろに描きます。

上下の位置は、鼻と同じくらいか少し下くらいの位置です。

初心者は前のほうに描きがちですが、思いきって後ろに描く練習をしましょう。

最初は、上のことをいつも意識しながら描くようにしましょう。

身につくと何も考えなくてもバランスの良い横顔を描くことができるようになりますよ。

漫画家、兼イラストレーター。漫画・イラスト制作の指導もしています。 2019年から脱サラし、念願のイラストレーターとして活躍中！詳しいプロフィールはこちら