1日10分でできる、絵の上達のための5つの習慣

練習法

イラストを上達させるためには、当然絵の練習が必要。
神絵師になりたいのなら、なおのことです。

しかし、そこでついて回るのが練習時間の問題です。
プロのイラストレーターを目指している方ならできるだけ短時間で効率的に練習をしたいでしょうし、イラストで脱サラを目指している方なら、忙しい仕事の合間の短時間でしっかり画力をつけたいですよね。

そんなあなたにオススメな練習方法をお教えしましょう!
この練習方法で得られる効果は下のとおりです。

  • 1日10分程度の短時間でできて、確実に効果が上がる
  • 絵を描くモチベーションが上がる
  • 時間管理スキルが向上する

練習は、絶対に朝やる

皆さんが絵の練習をできない場合はどんな場合でしょうか。思い浮かべてください。
おそらく、こんな場合ではないでしょうか。

  • 予定外の用事が入って、練習の時間を確保できなかった。
  • 疲れていて、練習するモチベーションが湧かなかった。
  • ゲームなどに興じているうちに寝る時間になってしまった。

練習や作業など、自分が苦労することは、相当やる気がない限り自分の中の優先順位が落ちてしまいます。その結果、ほかの予定や言い訳に簡単に割り込まれてしまうのです。

これを防ぐことに効果的なのが、朝練

やり方は簡単で、いつもより10分早く起きて、何よりも早く練習を済ませるのです。
こうすることで、急な用事に邪魔されることもありませんし、起きたばかりなので疲れることもありません。
しかも、学生や社会人なら学校や会社に行かなければならないので、絶対に10分で練習を終わらせなければならないという心理から自然と練習に身が入ります。

毎日確実に、一番集中できる練習環境を整えることができるのが、この朝練のすばらしいところです。1週間くらいは早起きするのがつらいですが、一度習慣になってしまえばなんでもありません。

前日に練習の準備をしておく

前述しましたが、朝起きたら、練習だけに集中することが大切。そのためには、前日にしっかりと準備しておくことが必要です。

私は、いつも5分くらいで下のような準備をしています。

  • 練習で何を学ぶかを明確にする(目標をたてる)。
  • 道具や資料の準備をする。
  • 作業スペースを片付ける。

最低限、これをやっておけば次の日、起きてすぐに練習に没頭することができます。

特に重要なのが、何を学ぶのかを明確にすること。私の場合は練習で模写をすることが多いのですが、「迫力のある構図の作り方を学ぶ」とか、「髪の流れを線で表現する方法を学ぶ」などの目標を立てています。

これを前日にしっかりやっておくことで、起きたらすぐ集中モードになることができます。練習中も自分が向上させたいポイントに意識が集中し、狙った学習効果を得ることができます。


タイマーをかける

練習中は、徹底的に練習のみに集中します。そのため、気が散るようなものを練習スペースに置いてはいけません。特に気になるのがスマホ時計。これらも机から排除します。

その代わりに、練習時間を計測するためにはタイマーを使ってください。100均のキッチンタイマーでも十分です。

おススメなのがスマホのアプリで起きる時刻と練習終了の時刻の両方を設定しておき、自分の後ろに置いておく方法。起きてから練習時間を設定する必要がないですし、毎日同じ時間に練習するのなら毎日同じ設定を繰り返し設定するだけです。

復習(練習結果のチェック)

学校の勉強でもそうですが、学習したことを復習すると、学習したことが定着しやすくなります。復習は、学習を終えてからすぐやるほど効果が高まります
また、復習することによって今日行った練習の成果や練習内容の改善について考えることができます。

私がやっている方法は、練習後に朝ご飯を食べながら今日の練習を思い出すこと。これならば、時間のロスにもなりませんし、両手がふさがっていてもできます。

その際、下のようなことを特に意識的に思い出すようにしています。

  • 昨日立てた目標を達成できたか。
  • 今日の練習で自分のイラスト能力がどのように進歩したか。
  • 今日模写したイラストを、どうすれば効率的に再現できるか。
  • 今日模写したイラストを、明日何も見ずにどの程度再現できるか。
  • 明日の練習に活かすべきことはあるか。

もっと効果的にやるのであれば、上の内容をノートに書いてもよいと思います。

前半で説明したことも含め、計画→実践→復習(確認)の流れを、この作業でしっかりと完結させることが大事です。

朝練以外の練習はしない

やる気になればたった数日で終わる夏休みの宿題を、ついつい夏休みの最終日にやってしまったことはありませんか?

人間は、たっぷりの時間が与えられると、「まだまだたくさん時間があるぞ」と無意識に考えてしまいます。その結果、「今やらなくても後で取り返しがつくから」と知らず知らずのうちに手を抜いてしまうのです。

逆に、あえて1日10分の朝練のみと制限することで、「今この時練習しなければならない」という意識が自然と生まれます。このことが、より高い集中力を生み、練習を定着させる力になるのです。

だから、もし時間があるときでも絵の練習は朝練だけにしましょう。
がむしゃらに時間ばかり使うよりは、今日やった練習を頭の中でフィードバックして、しっかりと定着させるほうが結局は上達が早いですよ。


さいごに

この記事の中では練習時間を10分にして説明していますが、自分のライフスタイルに合わせて長さを調整することが可能です。
ただし、練習時間は必ず40分以内にしてください。
なぜなら、集中力が高く保たれるのが40分以内と言われているからです。

朝の限られた時間に、極限まで集中することがこの方法のコツです。
明日からでも始められますので、さっそくやってみましょう!

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チュンすけ

チュンすけ

漫画家、兼イラストレーター。 漫画・イラスト制作の指導もしています。 2019年から脱サラし、念願のイラストレーターとして活躍中! 詳しいプロフィールはこちら

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